2016年 埼玉県県立高校での落雷事故

発生日時・場所

2016年8月4日午後3時55分
埼玉県川越市 県立川越南高のグラウンド

落雷事故の内容

野球の練習試合中に高校1年生の男子生徒が落雷に遭い、心肺停止の状態で救急搬送され、その後亡くなりました。
試合に参加していた他の生徒4名も手足のしびれや気分の悪さを訴えました。

主な経緯

練習試合は午後1時15分から開始され、現場には生徒や監督、保護者ら45名程度がいたとのこと。
雨が強くなったため試合を中断したが、晴れ間が見えたため再開。

雷の音は聞こえなかったといいます。

埼玉県全域に「雷注意報」が出ていました。
なお、グラウンド周辺には避雷針が12本立っていました。

雷の特長と対処方法

一般的に急速に発達する雷雲の真下は真っ暗にななりますが、少し離れてしまうと晴れていることもあります。
積乱雲が通り過ぎても、近くにまた別の積乱雲が発生することも多々あります。
急速に発達する積乱雲に対しては、空模様が怪しいと思った段階で雨雲レーダーの情報を確認したり、避難する必要があります。